ディープ・ブルー(1999)観た
ネタバレ含むので注意。
海面下のサメ研究施設で遺伝子操作されたサメが大暴れ!人はぼりぼり食われるし施設はどかどか爆発するしもう大変!って感じの映画。
ジョーズすら観たことがないサメ映画ビギナーの鳥ゐが今回ディープ・ブルーを観ようと思ったのは、ひとえに「海中施設」のロマンが好きだから。(海底SF、めちゃくちゃ好きなジャンルなので映画も開拓して行きたい)
確かに窓の景色とか水槽とか海の中っぽさは存分にあったけど、SFロマンというよりはあくまでパニック演出のためのシチュエーション設定だった。むしろ4トンのアオザメのほうがSFロマン。タイトル回収の台詞めちゃくちゃセンス・オブ・ワンダーを感じる……。
終始ハラハラするシーンを連続させてるのに飽きさせない構成すごかったなあ!落ち着くところはちゃんと落ち着かせてるのが上手い。そしてそのタイミングで食われる金持ちおじさん……。あれ笑うとこなの?
人が食われる描写が普通にエグかった、流石に20世紀の映画だけあってCGは洗練されてないけど、それでもなお目を背けたくなる感じだった。
カーター、めちゃくちゃいい人だけど、その200%献身的な姿勢は一体どこから来てるの???罪の意識なの???ちょっといい人すぎてよくわからん……コックは最初から最後まで王道展開のサブプロットだった。途中の遺言ムービー要る?
絶対この手の映画は最後に「しかし、まだ脅威は去っていない……」みたいなフラグ建てて終わるもんかと思ってたけど陽気な音楽で終わって拍子抜けした。あるいは「本当に三匹?」がそれなのかな?
最後に。インコのこと、ほんとうにかなしい……………………………。コックも悲しいと思う。犬や猫が出てきて嫌な目に遭わない映画、みたいな一覧を作ってるひとを見たことあるけど、鳥が出てきて嫌な目に遭わない映画一覧を……私が作るしかないのか……。
でも評判に違わぬ良作だった。観てよかった。